「ここなら働けそう」と思わせる!Z世代に刺さる採用SNS戦略

「若い人が応募してこない…」
「やっと採用できても、すぐに辞めてしまう…」
そんな悩みを抱える介護事業所は少なくありません。
でも今、ある社会福祉法人が、インスタグラムを活用した“ちょっと変わった採用戦略”で、毎月平均8人もの20代からの応募を集めているんです。
しかも求人広告に1円もかけずに。
今回は、その成功の秘密をお届けします。
◆背景:若手採用がうまくいかない…?
この法人も、当初は若手採用にかなり苦戦していました。
採用できても、現場ではカスタマーハラスメント(カスハラ)に直面し、心をすり減らして辞めてしまう新人スタッフが後を絶たなかったといいます。
そこで目をつけたのが、「若者が普段見ている場所=Instagram」でした。
◆カギは「3つのM」の一致
採用で大事なのは、
- Market(誰に届けたいか)
- Message(どんなメッセージを伝えるか)
- Media(どこで伝えるか)
この3つが一致すること。
20代にリーチしたいのに、日経新聞に求人広告を出しても効果はありませんよね。
逆に、彼らが毎日使っているInstagramに、彼らが“気になる投稿”を届けることで、応募のきっかけをつくれるのです。
◆20代の“不安”を先回りして解消
この法人がインスタ投稿で意識していたのは、ただの求人情報ではありません。
カギとなったのは、「介護業界で若手が不安に感じていること=カスハラ」への対策です。
- 入居者からのセクハラ発言
- 暴言・理不尽なクレーム
- 我慢を強いられる現場の空気…
こうした現実に不安を感じている求職者に向けて、あえて「うちの施設では、介護する人の尊厳も大切にしています」というメッセージを“写真や動画”で伝えたのです。
◆具体的にどんな投稿をしていたの?
インスタに投稿していたのは、こんなシーンです。
- スタッフと入居者が笑顔で一緒にレクを楽しんでいる様子
- 入居者がスタッフに「ありがとう」と手紙を渡すシーン
- 仲間同士で支え合うスタッフの日常の一コマ
- 「介護ってしんどいけど、やっぱり人に喜んでもらえる仕事だ」と思える瞬間
こうした投稿が、リアルに“働くイメージ”を与えました。
ただのPRではなく、【安心して働ける証拠】を見せることで、「この施設なら大丈夫かもしれない」と思ってもらえたのです。
◆他の業界でも応用できます!
この方法は、介護業界だけの話ではありません。
他業種にも応用できるヒントが詰まっています。
- 自動車整備工場:高度な技術力が伝わる現場のビフォー・アフター
- 美容室:新卒がのびのび活躍しているリアルなインタビュー
- IT企業:深夜残業ではなく、定時退社で充実したオフを楽しむ社員の様子
“良いところ”ではなく、【不安なところが解消されている証拠】を見せる。
それが、SNS採用で成功する鉄則です。
◆インスタ採用で大事なのは「不安解消の見える化」
今回の社会福祉法人が成功した理由は、
ただインスタを使ったからではありません。
「20代が何を不安に思っているのか?」を深く理解し、
それを“証拠”として日常的に発信していったこと。
この視点こそが、応募者の心に響いたのです。
◆あなたの職場でも、今日からできるアクション
- ターゲット層の使っているメディアを明確にする(例:20代→Instagram)
- 業界ならではの“よくある不安”をリストアップする
- その不安が解消されている様子を、写真や動画で発信する
今の若者は「かっこいい言葉」では動きません。
動かすのは、「リアルな安心感」です。


