4ヶ月で応募35人!業界イメージを覆したインスタ採用戦略とは?

こんにちは!
今回は、採用活動にSNSを活用して見事に成果を上げた、ある住宅販売会社の事例をご紹介します。
「うちは知名度もないし…」「建設・不動産って、若い子から人気ないし…」
そんな悩みを持っていた小さな住宅販売会社が、なんとたった4ヶ月で新卒35人の応募を獲得。
使ったのは、高額な広告費ではなく――インスタグラムでした。
若者に刺さる「会社の見せ方」とは?
若者が会社選びで気にしているのは、数字や実績だけじゃありません。
「どんな人が働いてるの?」「雰囲気は?」「馴染めるかな?」
…そう、“自分がここで働いているイメージが持てるか”がカギなんです。
でも、従来の採用広告や説明会って、どうしても「会社紹介」中心になりがちですよね。
売上や事業内容はわかっても、「人間関係」や「職場の空気」って、なかなか伝わらない…。
そこでこの会社が始めたのが、インスタグラムで“モデル社員の奮闘記”を発信すること。
若手社員のリアルな日常を切り取って投稿することで、「この人と一緒に働きたい!」「自分もここに入社できそう」と、ぐっと身近に感じられるようにしたのです。
実際にやったことは?「モデル社員」の発信力
この会社では、20代後半~30代前半の“ちょっと先輩”にあたる社員を「モデル社員」として抜擢。
彼らの日々の業務や職場での出来事を、ストーリー仕立てで発信しました。
たとえばこんな投稿👇
- 社長に直撃インタビュー「今年のボーナス、どうなるんですか!?」
- 展示場での接客研修に密着!ちょっと緊張してるけど頑張ってます。
- 契約が白紙に…!挫折を乗り越えて初受注へのリベンジ物語
- オフィスの日常「先輩に机の引き出し、イタズラされました(笑)」
- お客様と初対面!ドキドキの“新人営業デビュー”の一日
こうした投稿を通じて、見る人が感じるのは「この会社、なんか楽しそう」「失敗しても受け入れてもらえる雰囲気があるんだな」――つまり、“風通しの良さ”や“人間関係の安心感”なんです。
採用で「会社のリアル」を伝えることの価値
大切なのは、「楽しい職場です!」と口で言うことではありません。
実際の様子を“映像”や“物語”で見せること。
そして、ポジティブな面だけでなく、失敗やチャレンジのシーンも含めて発信すること。
そのほうがリアリティがありますし、「それでも頑張れる環境があるんだ」と感じてもらいやすいんですよね。
このアプローチは、住宅業界に限らず、さまざまな業種に応用できます。
業種別 応用アイデア
- 飲食業界:「新人シェフ奮闘記」で一人前になるまでの修行の様子を発信
- 美容室:アシスタント時代のリアルや、先輩の温かいアドバイスを投稿
- IT企業:プログラミングに苦戦しながらも成長していく新卒社員のストーリー
どの業種でも、「モデル社員の等身大の姿」を見せることで、共感を呼びやすくなります。
実践のステップ
では実際にどう始めればいいのでしょうか?ポイントは3つ!
- SNS出演OKな「モデル社員」を選ぶ
- 仕事や人間関係が見える日常のコンテンツを企画する
- “おもしろさ”と“情報価値”のバランスを取りながら定期投稿する
「よく見せよう」と肩に力を入れすぎるより、“ちょっと素の部分”を大切に。
そのリアルさこそが、求職者の心をつかむポイントです。
モデル社員採用は、SNS時代の新しい常識
インスタで会社の魅力を伝える――というと、なんとなく“映え”や“キラキラ”を想像しがちですが、
本当に大事なのは、「ここで働く自分の姿が想像できるかどうか」。
モデル社員の姿を通じて、会社の“中の空気”を伝えることが、
今の若い世代にとっての最大の安心材料になります。
あなたの会社でも、“モデル社員の奮闘記”、始めてみませんか?