塾の成功事例に学ぶ!採用難を乗り越える「お願いレター」戦略

こんにちは。
今回は、ちょっとユニークだけど、実はとても理にかなった採用アイデアをご紹介します。

年々、採用の悩みを抱える企業が増えてきていますよね。

「求人広告を出しても全然応募が来ない」
「やっと採用できたと思ったらすぐ辞めてしまう」

そんな声、あなたの周りでもよく聞こえてくるのではないでしょうか?
でも、そんな採用の悩みを解決するヒントが、意外にも“身近なお客様”の中にあるかもしれません。

普通の塾がやっていた、ちょっと変わった採用方法

あるごく普通の塾の話です。

この塾、なんと「卒業生をアルバイト講師として雇っている」んです。
しかも毎年。

通常、塾講師のアルバイトは、求人媒体(タウンワークやバイトルなど)を使って募集するのが一般的ですよね。
でもこの塾は、広告を出さず、卒業生に直接声をかけるスタイルを貫いています

ポイントは、卒業生がすでに「その塾の雰囲気」や「先生の指導スタイル」をよく知っていること。だからこそ、働く側としても安心感があり、ミスマッチが起きにくい。これは企業側にとっても、かなりのメリットです。

そして実際に、採用コストも抑えられている上、定着率も高いのです。

どうやって卒業生を採用しているの?

方法はとてもシンプル。
「お願いレター」を送っているだけです。

たとえば、こんな感じです。


「この塾は代々、卒業生が講師となって次の代を支えてくれている。
実際、君に教えてくれた先生も、元はこの塾の生徒だった。
だから今度は、君の番だ。次の代の生徒たちを一緒に合格へ導いてくれないだろうか?」


このように、卒業生に対して“バトンを渡すような形”で、講師としての協力をお願いしているのです。

ただの「アルバイト募集」ではなく、「役割を託す」というメッセージだからこそ、共感を生みやすいのですね。

他の業種でも使える!「お願いレター」の応用例

この手法、実は塾だけでなく、さまざまな業界に応用できます。

たとえば、飲食店。


「いつも当店をご利用いただきありがとうございます。
今日はちょっとお願いがあり、ご連絡しました。
実は、当店では“〇〇〇”というこだわりを大切にしており、その価値を理解してくれるスタッフを探しています。
広告を出しても、そこをきちんと理解してくれる方に出会えるかはわかりません。
でも、あなたのように何度も足を運んでくださっている方なら、当店の魅力や想いをすでにご存じかと思います。
そんなあなたと一緒に働けたら、とても嬉しいです。」


このように「お客様」に向けて直接お願いすることで、共感度が高く、信頼性もある採用活動になります。

採用に困っている企業こそ、今すぐ実践を!

これからの時代、「求人媒体に頼るだけの採用」はどんどん限界が来るかもしれません。

だからこそ、自社のことをすでによく知ってくれている“お客様”や“卒業生”といった存在に目を向けてみてください

そして、気持ちを込めて「お願いレター」を送ってみましょう。
DMやLINEなど、ツールは何でも構いません。

“採用のカギ”は、意外とすぐそばにあるのかもしれませんよ。