「やる気のある人」では伝わらない!?“求める人物像”を変えたら離職率が半減した話
今回は、求人原稿の中でもとーっても重要なパート、「求める人物像」についてお話しします。
「いやいや、そんな一文で変わるわけないでしょ?」
…そう思った方にこそ読んでほしい内容です。
実はこれ、ある学習塾さんで“求める人物像”の書き方をちょっと工夫しただけで、離職率が半分になったという実例があるんです。
求人にも“ターゲティングコピー”が必要?
モノを売るとき、よくこんなコピー見かけませんか?
「〇〇で悩んでいるあなたへ」
これ、いわゆる「ターゲティングコピー」ってやつで、
“自分ごと”に感じてもらうためのテクニックなんですよね。
実は、求人原稿でもこれがめちゃくちゃ効果的なんです。
つまり、求職者に
「これ、自分のための求人かも」
と思ってもらえるかどうかが勝負!
よくある「求める人物像」って…ぶっちゃけ刺さらない
例えば、求人でよく見かけるフレーズ…
- やる気のある方歓迎!
- 成長意欲の高い人
- 責任感がある人
うん、確かに立派。
でも正直、どこでも同じこと書いてませんか?
これじゃあ、読む側も「自分のことかな?」って思いにくいんですよね…。
実際にやってみたら、離職率が半減!
ある学習塾では、こんな風に“求める人物像”を書いてみました。
「できない子どもが、どうすればできるようになるのか。
そのことをずっと考えていられる人。考えても、飽きがこない人。」
どうですか?
ちょっとグッときません?
「子どもの成長に本気で向き合いたい」と思っている人には、確実に刺さる内容ですよね。
結果、この求人にはピッタリの人が集まり、しかも辞めにくくなったそうです。
なぜ離職率が下がるの?
答えはシンプル。
価値観のミスマッチが起きにくくなるから。
たとえば、「やる気あります!」って入社してきた人でも、
実は「子どもにそんなに興味がない」なんてこと、意外とあるんです。
でも、最初から価値観に共感した人だけが応募してきたら…?
そりゃ辞めにくいですよね。
今日からできる!「求める人物像」の改善ポイント
最後に、実践しやすいポイントを3つまとめておきますね。
✅① 抽象的な言葉は使いすぎない
「やる気」「責任感」だけだと、誰でも当てはまるように見えちゃいます。
✅② 自社らしい価値観を込める
「うちはこういう考え方を大切にしてます」ってちゃんと伝えましょう。
✅③ シーンや心情を具体的に書く
リアルなイメージができると、グッと“自分ごと”になります。
求人原稿は会社からのラブレター
「求める人物像」って、ただの一文じゃありません。
言うなれば、“会社からのラブレター”です。
どんな人に届いてほしいのか。
どんな価値観の人と一緒に働きたいのか。
そこがハッキリしていれば、自然と「辞めない人材」が集まってくるんです。
「うちの求人も、書き方変えてみようかな…」
そう思った方は、ぜひ一度トライしてみてくださいね。
本当に、採用の未来が変わりますよ!